校長が涙した日

最近、田山校長の体調も少しずつなってきています。威厳と優しさに包まれ、魅力的なオーラをかもし出し、知れば知るほど引き込まれていく校長ですが、実はその校長が頭の上がらない相手がいるのをご存知でしょうか?研修で触れたった修了生の方からすると「そんな人がいるの?」と思うかもしれません。「東芝時代の師、土光さん?」違います。「桝井さん?」違います。お二人とも既にお亡くなりです。その相手は今、まだこの世に存在している相手です。「もったいぶらないで早く言ってよ!」という声が聞こえてきそうなので、発表します。


その相手とは・・・・・・「海拓です!」
そうです。このブログにもちょくちょく登場する、我が息子海拓です。


海拓は校長のことを「ボス!」と呼んではいるのですが、傍から見ていると、その関係は完全に逆転しています。そして、校長は海拓のことを愛してやまないのです。例えば、校長が疲れているだろうからと、海拓を連れて行かないと、物凄く怒られます。酷いときには、2日間くらい口を聞いてもらえなくなります(笑)


校長曰く「海拓は俺の最高の癒しだ!」と云う事です。


しかし、校長に会っているときの海拓はグーパンチで校長を後ろから殴ったり、いきなりとび蹴りを食らわしたり、お風呂に入ると必ず校長におしっこ引っ掛けたり、突然「ボス嫌い!」と叫んだり、本当に好き勝手に振舞っているのです。完全に海拓の中では校長は「家来か弟子」になっています。


僕が出張の時に、校長が海拓に「パパは北海道に行って、ビール飲んでるぞ!」とか「盛岡に行って熊に食べられているぞ!」などと教わり、まだ、ボスの言うことを聞き入れていた海拓は今年の3歳検診の時には、


お医者さん「パパは今何しているの?」
海拓   「パパは今、ビール飲んでる!」
お医者さん「パパは今どこにいるの?」
海拓   「熊に食べられているの!」
お医者さん「・・・・・・」
それを聞いていた妻はあせり捲くりだったみたいです。


しかし、最近では


校長「パパはまた、北海道でビール飲んでるぞ」
海拓「違う!ボスの変わりに仕事しているの!」
というそうです。しかし、僕が校長の代わりになんて・・・。因みに誰もそんなことは教えてないのですが。


そんな関係のお二人は昨日も、校長が仕事帰りに保育園に海拓を迎えにいってくれました。そして、後部座席に乗り込んだ海拓は、助手席に乗っている校長に後ろから、バンバン、グーパンチを後ろから顔面に食らわしていました。そして悪びれることなく、家に帰って遊んでいました。そして、お風呂に入る時間になり、校長とお風呂に入ったときです。海拓が突然校長の方に手を掛けて、次のように言ったそうです。そうです!これからが、運命の瞬間です!


「ボス、さっき車では海拓も悪かったよ。ボス、ごめんね!」


この言葉を聴き、校長は目をウルウルさせて海拓を見つめたそうです。でも、「海拓」といっていますが、どう聞いても、一方的に海拓が悪いと僕は思うのですが・・・・・・(笑)親としてはお恥ずかしい限りです。


昔から「泣く子と地頭には勝てぬ」といいますが、このように校長を翻弄している海拓とそれを喜んでいる校長の姿を見ていると、「好き」であるということはすべてを飲み込んでしまうなと感じます。そして、「愛とは許すこと」という言葉が思い出されます。


モチベーションの根底は「好きかどうか」ですね。こんな普段は普通の校長の姿を皆さんも見れば、タヤマ学校の深さをより感じて頂けるのではと思い、今日はブログを書いています。


12月の研修に向けて、まだ参加人数の集まりがたりませんので、これから僕もノーアポで企業に行ってきます!